鉄道ファンならずとも前を見ていると驚くところがあります。ここ名鉄の犬山線の犬山橋もその一つでしょう。全国でも今は珍しくなった鉄道道路併用橋なのです。木曽川を渡る橋で愛知県の犬山市と岐阜県の鵜沼市の県境でもあります。名古屋方面からだと犬山遊園駅を出てすぐ左に大きくカーブしながら路上(踏切ではない)へと出ます。そして車をかき分けながら犬山橋を渡ります。橋を渡って少し軌道が続きますが右へカーブして専用線になり程なく新鵜沼の駅になります。
2000年3月28日から鉄道専用橋になってしまいました。
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犬山遊園のホームの先には舗装道路が見える。踏切ではなく路面電車のような軌道に。 |
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電車は25K制限でそろそろと橋へ |
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車をかき分けて橋を渡っていきます。 |
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岐阜方面へ向かい電車の中から橋の上で前方を望む。一見ありふれた市電のように見えるが大型の電車が車とともに走るのである。 |
現在下流側に道路専用橋の工事が進んでおり、間もなくこの状態が無くなると聞いて出かけてみました。1999年11月7日の記録です。
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左が下流に架かる工事中の道路専用橋。
右が併用橋。 |
名鉄特急は7000系パノラマカーでお馴染みのミュージックホーンがあります。口の悪い関西人に言わせると「あほかあほかよ」に聞こえるかも知れません。しかし、関西人のアクセントで「どけよどけよ」と聞こえることに気が付きました(笑)。ミュージックホーンだって警笛の一種ですから心地よい音楽を流すのではなく警告するために脅かすのが目的でしょう。名古屋駅の入線時や通過の際にはそんなに長く流しません。ここ犬山橋の上ではそろそろ走りながら目一杯流します。谷間に架かる橋の上を川面を轟かすようにと言うのは大げさですがよく響きます。
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橋のたもとから犬山遊園駅方面を望む |
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犬山遊園側 |
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犬山遊園側 |
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橋から新鵜沼方面 |
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新鵜沼側から |
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